お客さんがガラガラの場合の対処方法
代表の大野木です。
お客さんガラガラ、これは集客する方はとても悩ましい問題。
お客さん入らないのは、宣伝、告知をもっとしないからだ。なんていろいろと言われますが、本当にどうしようもない時があります。
そう、タイミング。わかりやすく言えば、時期的な問題。そして天候、交通災害などなど。
そんなの言い訳と思われるかもしれませんが、ダメなときはダメなんです。これはきっと演じる側は誰しもが経験していることだと思います。逆に思いもよらず、満員御礼になったりする場合もありますね(笑)
さて、本題のお客さんがガラガラの対処方法。
それは、、、
チケット代(チャージ代)を無料にする
ライブ当日、お客さんが1、2人しか来ない。これはまずいです。
興味持ってくれているお客さんにピンポイントで、タダで見れますと伝える。もちろん、そのチケット代は自分が負担するしかありません。でも寂しい思いをするよりは、またそのお客さんがリピーターになってくれることを思えば、負担した分は返ってくるはずです。
これはあくまで僕の意見なので、「タダで見させたらそんなのプロじゃない」と言われたらそれまでです。そういう方は、お客さんが1人でも、0人でもいつもと変わらずモチベーションをあげてパフォーマンスできる素晴らしいミュージシャンだと思います。
もちろん、SNSなどで不特定多数に「今日は無料になります!」なんて言っちゃダメです。あくまでピンポイントでメールなりTELなりしてください。
特にバンドなどやっている方は、集客に関しては対バン、ライブハウス側からもいい目では見られません。
ライブハウスではゲスト枠(チケット代が無料、でもドリンク代は必要)が5名ほどあるはずです。
あとスタッフ枠も2名ほどありますね。
そういうのも上手く使っていくといいと思います。
ではライブハウスではなく、ライブバー、ジャズバーなどのチャージ制の場合はどうするか?
ライブ終了後に飲食代とチャージ代をまとめて支払うところが多いので、事前に店長さん、オーナーさんに「あのお客さんのチャージ代は自分が負担する」と伝えておきます。
チケット代、チャージ代が発生しない「投げ銭制」に関しては、これはもうしょうがないですね。呼べなかったら、ふらっとお客さんが来てくるのを期待するしかありません。
僕が以前バンドをやっていた時は、リーダーがこのゲスト枠を上手く使っておりました。レーベル関係の人、目上の人、仲のいいバンドマンなどなど、本当に見てほしい人にゲストで招待する。
このゲスト枠で誘われると、「いやいや、お金払うよ」と言いながらも、やっぱり嬉しく思うんですよね。いわゆる特別扱いになりますから。平たく言えばえこひいきですね。でも使いようによっては今後の自分を左右していくものなのかなと思います。
もちろん、プロとして演奏しているんだから、絶対にお金は払ってもらわなければいけない。そういう考えはとても立派です、全く否定せず、尊重いたします。
ちなみに今までで僕がやったライブでお客さん0人っての流石になかったですが、だだっ広いラブハウスで2人というのがありました。確かあれは10年前くらいのバンド時代ですが、ライブハウスのブッキングライブで、ライブハウス側は僕らに集客を期待していたのですが、同じ日に同じようなジャンルのライブがすぐ近くのところであって、そこにすべて集客を奪われたというなんとも言えない状況でした。対バンにははるばる地方から来たバンドもいましたが、最初から最後までお客さんが2人。しかも都内のライブハウスで。。。
この時はバンドとしてもCDをリリースしてある程度名前も通っていたのでチケット代のノルマというのはなかったんですが、それにしてもあれは何とも滑稽な画でした。。。
自分らの集客力のなさを改めざるを得ませんでした。
ということで、演者側の方はある意味苦い経験も必要かもですね(笑)
見る側はの方は、そういうところの苦労もあるんだなと頭の片隅にでも置いといてもらえると嬉しいなと思います。でも心配しすぎても、結局は演者側が頑張るしかないので、温かく見守ってください。
ライブが始まる前の「今日は何人くらい来るんだろう」というドキドキ感は、何年経っても続きます。大抵の演者側はネガティブに考えてしまいますが、これをポジティブに変えていけるようにしたいですね(ほぼ自分に言い聞かせてます笑)