【仕事がとれる演奏とは?】その②
代表の大野木です!
この記事の①が意外にも多く読まれていたということで、シリーズもので②を書いてみようと思います。
仕事のとれる演奏=無駄のない演奏
ということを①でお話しました。
特にリズム楽器(ギター、ピアノ、キーボード、ドラム、ベース)をやっている方に対してですね。
ただ、無駄のない演奏という定義が難しいですね。
簡単にまとめると、
リズムをしっかり刻んで、動きすぎず、でも歌を引き立てる。そして目立つところは目立つ。
要はメリハリです。しかし、「言うは易く、行うは難し」。
漠然とはわかるけど、具体的にはわからない。
そんな方のために、僕の失敗談をたくさん紹介していこうかと思います(笑)
バンド活動を20代半ばでやり、それ以降はたくさんのミュージシャン、歌い手さんとご一緒させていただきました。
おかげさまでたくさん失敗をして、現場でたくさん学びました。
失敗しても笑って許してくれたり、何もなかったのような気遣いだったり、時には叱っていただけたりと、周りに恵まれたことには感謝に尽きます。
さぁ、失敗談、まずはバンド時代から少しずつ紹介していきます。
・裏打ちをせずにリフを弾いてしまう
全国CDリリース、全国ツアーなどいいところまでいったバンドですが、インストのスカバンドでした。スカというとやはり裏打ち。ギター、キーボードは基本的には裏打ちをずっとして、グルーヴを出すのです。なのにバンドに加入したばかりの頃は何も勉強せずに、裏打ちをせず、歪ませてリフをひいてしまうのです。自分はいいと思っても、曲の雰囲気ぶち壊し、グルーヴもぶち壊し、絶対にやってはいけません。
・メロディの隙間に裏メロ、リフを入れたがる
元々、自己主張の強いギタリストでもある自分はやはり裏打ちだけだとつまらなくなる。そうなると、メロディの隙間に何かやりたくなってしまうのです。ここぞ、というときには入れてもいいのですが、そのここぞが毎回という始末(笑)これはいけませんね、我慢をして裏打ちでグルーヴを保つのがバンドの中での役割になります。逆に言えば、ずっと裏打ちだけでも楽しいと思えるようにならなければなりません、このときはまだまだ感じれなかったということです。
・毎回ソロを弾かせてほしいと言ってしまう
当時、目立ちたがり屋だった自分は曲の中でのソロを弾かせてほしいと毎回言っておりました。BOOWYのようなシンプルなバンド編成(Vo.Gt.Ba.Dr)なら毎回ギターソロがあってもいいかもしれませんが、当時組んでいたバンドは7人の大所帯(Tp.Ts.Tb.Gt.Key.Ba.Dr)、メロディ楽器の管楽器も3人いるわけです。ギターばっかりがソロをとっていたら、とてもバランスが悪くなります。そんなことも考えずに言っていた当時の自分が情けない、、、(涙)
・自分が弾いてない状態を嫌がる
当時は抜く、間を大事にする。というこを知りませんでした。なのでイントロからエンディングまでずっと弾いていたい、むしろそれが当たり前だと思っていたのです。曲によっては部分的に、この楽器が抜けたほうがメリハリがつくというのがあります。要は弾きたがりだったということです、我慢して弾かないというのも一つのテクニックですね。
ということでバンド時代の失敗談でした。
もっと数え切れないくらいの失敗をしているのですが、切りがないのでこの辺にしておこうと思います。
次回はバンド時代以降の失敗談もお伝えできればいいなと思います。