コラム【ペダルについて】ピアノ編
こんにちは♪ピアノ講師の原田です。
突然ですが、皆さんピアノって見たことありますか?
ピアノを習っている人も、そうでない人も、きっと一度は見たり触ったりしたことがあるのではないでしょうか。幼稚園や保育園、学校などでもよく見かけますよね。
ピアノには、グランドピアノとアップライトピアノがあります。
グランドピアノとは、コンサートなどで使われる、3本足の大きなピアノのことです。
アップライトピアノは、Jazz’nの教室にも置いてある、四角い形をしたピアノのことです。
どちらのピアノも、よく見てみると、下の方に何かついていませんか?
3本の足のようなもの、、、そうです、「ペダル」です。
どうして3つもついているの?どうやって使うの?
ピアノを弾いたことのある人でも、それぞれのペダルの使い方をよく知らない人がいるのではないでしょうか。
今日は、そんなピアノの「ペダル」についてお話をしたいと思います。
まずは、3つある中の、一番右側のペダル。
これは、ダンパーペダルといって、ペダルの中でも一番よく使われるものです。知っている人も多いかと思いますが、踏むと、音がのびるんですよね。音も大きくなります。
次に、左側のペダル。
これは、ソフトペダルといって、踏むと音がやわらかくなります。
音量も、少しですが小さくなり、曲の中で音色に変化をつけたい時や、
やわらかく弾きたい時に使います。
ちなみに、グランドピアノとアップライトピアノでは、中の仕組みが少し
違うので、アップライトピアノのソフトペダルは、グランドピアノに比べると、音の変化があまりないように感じるかもしれません。
最後に、まん中のペダル。
実は、このペダル、グランドピアノとアップライトピアノでは役割が違ってきます。
まずは、グランドピアノ。
ソステヌートペダルといいます。
これ、踏んだことありますか?
踏んでも何も変わらないけど。。。。?
そう思っている人もいるかもしれませんね。
実はこのペダル、鍵盤を押しながら踏むと、その音だけをのばすことができるのです。鍵盤全ての音がのびてしまうダンパーペダルと比べ、このペダルは、特定の音だけのばすという、ちょっと変わったことができるのです。
つまり、のびる音は「ペダルを踏んだ時に弾いた鍵盤」だけで、その後に弾いた音は何も変わらないのです。
あまり使われる機会はないのですが、知っていると意外と面白い使い方が出来るかもしれませんよ。
さて、アップライトのまん中のペダルですが、こちらは弱音ペダルとしてよく知られていますね。マフラーペダルといいます。
踏むととっても音が小さくなるので、大きな音を出して練習できない時などに使われています。
いかがでしたか?ピアノの「ペダル」にはそれぞれ役割があって、色々な使い方ができます。
使ったことがない人は、これを機にぜひ試してみてくださいね♪