先輩ミュージシャンから学ぶということ
代表の大野木です。
25才くらいから、いちギタリストとして今に至るまでの約10年間、いろいろなミュージシャンと演奏を交えてきました。
その中でも、やはり先輩ミュージシャンにはいろいろ学ばせていただきました。
僕の中でとても思い出深いというか、印象が強かったのが、6年前に経験した現場です。
一線で活躍している50代の一流ジャズプレイヤーの大先輩との共演、JAZZシーンではかなり有名な方々です。
今でも仲良くさせてもらっているシンガーソングライターの方の繋がりで共演させていただきました。
共演して思ったことを箇条書きで記していきます。
・演奏が上手い
・プレイが素晴らしい
・リズムが安定している
・アドバイスや指示が的確
・アドバイスに全くと言っていいほど嫌味がない
・若い人を見ると褒めてくれる
・人伝えにも褒めてくれる
・ダメ出しをあまり言わない
・多くを語りすぎない
・演奏で語りかけてくる
・プレイでコミュニケーションしてくれる
・アクシデントなども冷静に対処できる
・何事にも動じない
他にももっといろいろあるのですが、切りがないので、、、
上記に書いてあることですが、要約すると人間性が素晴らしいの一言に尽きます。
この人間性があっての仕事依頼があり、そして信頼関係ができるのだと感じました。
上記の演奏が上手い、プレイが安素晴らしい、リズムが安定している、などは「そりゃ一流プレイヤーだから当たり前だろ!」と思いますが、やはり目の前で見ると、一緒にプレイすると、開いた口がふさがらない状態に陥ります。もう感動です。
この大先輩方とは、2回も大きな現場で一緒に仕事をさせていただきました。
この現場のお陰で経験値がグンとあがったような気がします。
まだ30歳ぐらいの若造ミュージシャンが一流プレイヤーの演奏に飛び込む、とても勇気がいります。
正直、現場では曲のジャンルが幅広く、難曲もたくさんあり、演奏曲が30曲もあったりなど、もうすでにいっぱいいっぱいだったのにも関わらず、大先輩方は包み込んでくれるような演奏しておりました。ミスをしても決して罵るようなことはしませんでした、むしろ元気付けてくれた、勇気付けてくれました。
ちょっと古い言い方かもしれませんが、大先輩たちの演奏する背中を見て、少しは成長できたかなと思います。
自分も40、50、60、70代と音楽続けていく上で、大先輩方のような立ち振る舞いをしたいと思います。