Aug 11, 2017

JAZZはなんで難しいの?

 

代表の大野木です。

JAZZはなぜ難しいのか?

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ロック小僧の僕も20代半ばまでは全く弾けなくて敬遠しておりましたが、弾けるようになると、とても面白いのです。

今までの音楽人生、ギター人生が一変したような感じでした。

難しい理由はなんなのか、なるべく簡単に説明したいと思います。

 

①押さえるコード、弾くコードが複雑

②ジャズのリズム(スウィング)がとりずらい

③key(調)がいちいち変わる

④アドリブができない

⑤楽譜が読めない、理論がわからない

 

 

①の「押さえるコード、弾くコードが複雑」ですが、やはりロック、ポップスなどに比べるとテンションが入ったりして複雑になり難しいです。ですが、その複雑さがあのお洒落な感じ、不安定で緊張感のあるサウンドを生み出していると言えます。

最近のポップス、いわゆるJ-popも結構難しいコードを使っていたりします。ジャズっぽい感じの曲だなと思ったらその可能性は大いにあります。

 

②の「ジャズのリズム(スウィング)がとりずらい」ですが、これは僕は一番苦労したかもしれません。

ジャズミュージシャンは皆、リズムが一番大事だと口をそろえて言います。ではどうすれば、リズムがとれるようになるのか?

この動画と同じ手拍子をしてください(笑)

絶対皆さんできるはずです、これが一番手っ取り早いです。

 

1,2,3,4とカウントを数えて、2と4のところで手拍子をするのです。

細かいことを言えば切りがないですが、これを身につけてあとはいろんなジャズを聴くことです。

 

③の「key(調)がいちいち変わる」ですが、これもやっかいな話ですね。。。

今のJ-popにはあまり見られないですが、昔の曲(懐メロ)は最後のサビで半音上がっていく(転調)という手法が良く用いられてます。昔の曲をカラオケで歌うと最後の方はkeyが高くなって声出すのがきつくなってくる、そんな経験したことがあるかと思います。

音楽的な話ですが、keyが変わるということは、弾くスケールもそれに合わせて変えていかなければいけないとうことになります。

ジャズはこの部分転調(keyが変わっては戻ること)が多く見られます。keyが変わらなければ1つのスケールでアドリブができるので、部分転調しているとそういうわけにはいきません。

この辺りがやはり難しいと思わせてしまいますね。

 

④の「アドリブ」ができないですが、僕も昔は大いに悩みました。

理論が大嫌いだった僕は、そこかしこに流れてくる曲にとりあえず音を合わせる、ということをひたすらやっておりました。

ですが、ペンタトニックスクールという魔法のようなスケールを弾けるようになってからは大分救われたような気がします。

ただ、ペンタトニックスケールだけではジャズはできないことに気がつき挫折を味わいます。。。

ペンタトニックスケールはロックなどの音楽にはとても効果的ですが、ジャズの場合はそうはいきません。

ジャズの場合はコードトーン、その他いろいろなスケールが必要になります。それが弾けてやっとジャズっぽくなります(わざとロックっぽく弾くジャズミュージシャンもいます)

教室に来ていただく生徒さんでもペンタトニックスケールでアドリブは弾けるけど、ジャズのアドリブができないというのはたくさんいらっしゃいますね。

 

⑤の「楽譜がよめない、理論がわからない」ですが、先ほども書いたとおり僕は楽譜、理論がとても大嫌いなロック野郎でした(笑)

「ロックに楽譜なんて、理論なんていらない!、」若気の至りでしょうか、こんなアホなことをほざいておりました。。。

音楽の専門学校で楽譜の読み方、理論などを習い、何とか理解して、それを実践に使えたときには、「もっと早くから、楽譜のこと、理論を学んでおけばよかった」と後悔に尽きませんでした。

僕は凡人中の凡人ですから、学ばなければ行き詰ってしまう。こんな当たり前の事も知らずにのうのうとギターを弾いておりました。理論を学べば、いろいろなアプローチの仕方もわかり、いろんな音楽も聴こうとなります。

やはりそういうことをしていく上で、感性は磨かれていくのだなと思いました。

逆に理論がわからなくても、弾けてしまえばそれでいいと思います。

それはまさしく天才というやつですね。

ただ、その天才であってもまた学べば、もっともっと天才になるんだと思います。

理論を敬遠している方は多いと思いますが、最初だけほんの少し努力すれば、また違った世界が見えてくると思います。

その時努力は報われた、その努力は無駄ではなかったというのが感じられると思います。

もちろん、レッスンではその理論をそれだけわかりやすく、これ以上にないぐらい噛み砕いて、一人一人違ったアプローチで伝えております。

 

ということでJAZZが難しい理由を挙げてきましたが、細かいことを言えばもっともっとあります(笑)

切りがないので気が向いたらまた続きを書こうかと思います。

では今日はこの辺りで、、、

 

 

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