耳コピってどうやるの?その③
代表の大野木です。
前回【その②】の記事がとんでもなくアクスセ数が多くてビックリしております。【その①】に比べたら10倍ぐらいアクセス数が増えました。
前回の記事では
①曲のkey(調)を知る
②ダイヤトニックコードを知る
③ルート音を取れるようにする
さて、今回は下記の3点を説明していきます。
①7thコード
②テンションコード
③分数コード
について説明していきます。
最初に言っておきますが、僕は本当に耳が悪いのです(笑)
周りの知り合いのミュージシャンや教室の先生方は、一度聴いたらパッと弾けてしまうのがとてもとても羨ましいのです。
小さい頃にピアノをやっておけばよかったなと思いますが、今となってはどうしようもありません。。。
なんせ5人兄弟だったので、両親も習い事どころではなかったんでしょう。
ちなみに僕の本職はギタリスト、上記の3点を耳コピするなんて以前まではとてもとても苦手で、楽譜に○7や9th、11th、13thなんかが出ていたらヒィーって叫んで、吐き気がしておりました。
言い方が大げさですが、ロック小僧だった僕には、とんでもない勉強をさせられているような感覚でした。
もちろん、生徒さんの中でも苦手な方がいらっしゃいます。そんなお話を聞くとまさに共感という感じで嬉しくなります。
ウダウダ言ってないで、早く説明しろという感じですね。。。
まず①の「7htコード」
ジャズ、ボサノバなどお洒落な音楽によく使われます。トライアド(3和音)のよりは、ふわっと浮くようなイメージです。そう、7thコードは4和音なのです。7thコードばかりの曲はなんだかふわっとしていて、お洒落になります。もちろん、J-popなどでも使いいますが、トライアドとうまく組み合わせている感じです。逆に歌謡曲、演歌では7thコードが比較的少ないかと思います。そりゃぁ、歌謡曲、演歌はお洒落に聴こえないですもんね。耳コピする際は、ルートも合っていてなんだか惜しいってなったら、トライアドから4和音目を足した7thコードの可能性が高いかなと思います。
そして②の「テンションコード」
きました、7thコードよりも更にハードル高めです。大きく分けるとテンションコードは【9th.11th.13th】になります。ルートから数えて9番目の音、11番目の音、13番目の音。ルートから1周してるやん!って感じですが、その通り、ルートから1オクターブ上の音になります。またまたさらにハードル上げますが、【9th.11th.13th】に#や♭も付きます。もう、ガーン!って感じです。。。テンションコードを耳コピする方法は、テンションコードを使っている曲をたくさんコピーする事。あとは7thコードでも合わない、こんなコードの響きは聴いたことがないと思ったら、テンションコードの可能性が高いです。
最後に③の「分数コード」
実は、僕が一番苦手なやつです。そもそもなんで分数にするんだよ!って、数学嫌いなんだよ!って昔はほざいておりました(笑)簡単に言うと、分母がベース音ということになります。分子の構成音がベース音になっていることが基本的に多いですね。例えばC/EはEが分母、Cが分子になります。Cコードの構成音はドミソ、Eはミなので、Cコードの構成音がベース音になっております。いわゆる転回系の分数コードです。もちろん、それ以外もたくさんあります。
・経過音型
・テンション型
・未解決型
とか。。。
詳しくは下記のURLを見てください(笑)
https://www.mie238f.com/entry/2018/01/13/010639
分数コードが使えると、とても広がりのある感じの曲になります。あと、なめらかだったり。
分数コードを耳コピする方法は、分数コードを使っている曲をたくさんコピーする事。特にベース音の動きに注意して聴いてみる事です。トライアドでも7thコードでもテンションコードでもない場合は、分数コードの可能性が高いです。
ということでざっくりすぎますが、こんな感じでございます。なんにせよ、数をこなすことはとても大事です。それプラス、上記のことも意識して頂ければ、難しいコードも耳コピできるのではないかと思います。
それではこの辺りで、、、