ヴァイオリンという楽器
こんにちは。
ヴァイオリン講師の伊藤です。
突然ですが皆様は、ヴァイオリンという楽器に対してどのようなイメージがありますか?
優雅、上品、憧れ、といったイメージから、高そう、難しそう、取っ付きにくい、堅苦しそうというイメージまで、様々かと思います。
ヴァイオリンからは、切ないような音から明るく華やかな音、時には激しい音、表現するとキリがないくらい沢山の種類の音が出ます。
最近では、テレビドラマや映画内でのBGM要素としてもヴァイオリンはよく演奏され、物語を更に盛り上げていますよね。
また、ポップスやロックでのヴァイオリン演奏もよく見かけられるなと思います。
ヴァイオリンは、とても繊細な楽器です。
自分の中の振動、力、ちょっとした変化によって音が様々な変化を起こします。
それは時に演奏に支障をきたし、その度に私達は研究し、自分の理想の音に近づける努力をします。
しかしだからこそ私は、自分の作りたい音楽を自在に表現できる素晴らしい楽器だと思っています。
その繊細さゆえに、自分の体、心の隅々にまで気を遣いますが、それが音になった時、そんな演奏ができた時、大きな喜びが得られる楽器だと思うのです。
基礎をしっかりこなさなければ弾くことが困難になる機会が沢山あり、難しく感じる壁に多々ぶつかると思いますが、それらを1つ1つ乗り越えてヴァイオリンを演奏できる楽しさを増やしていって頂きたいなと思います。
是非ヴァイオリンに興味を持った方や、前々からやってみたいと思っていらした方には、是非一度ヴァイオリンを手にとって頂けたらなと思います。
憧れの曲を弾けるようになれたり、憧れの音色を出せるようになれるように共に頑張りましょう♩
【先輩ミュージシャンから学ぶということ】その②
代表の大野木です。
シリーズものコラム、その②です。
前回の記事はこちら
ちなみに前回の記事では、先輩ミュージシャンのプレイはもちろん、第一線で活躍さてレイる方は本当に人間性が素晴らしいということを書きました。
運がいいのかどうか、僕の周りの先輩方は嫌味、嫌がらせ、強引な酒の強要などはする方は全くおらず。
本当に本当に尊敬する先輩方ばかり、恵まれているとしか言いようがありません。
今回は、昨年末の現場でのことを書こうと思います。
とあるジャズの現場で先輩ミュージシャンの方々に囲まれての演奏でした。
百戦錬磨の現場を経験している40代、50代の先輩方、PAも何もない箱でも音量のバランス、ほとんどリハなしでの先輩方の演奏のクオリティ、まさに圧倒されました。
しかもジャズの第一線で活躍されている先輩方。
30代の若造である自分は周りに迷惑をかけないようにと必死、譜面も初見で必死。。。
あたふた感が出ていて、もっとどっしりと構えることが出来ればなと、、、
その点当たり前なのですが、先輩ミュージシャン方は初見もなんのその、僕みたいなあたふた感はなく、どっしりと構えてしっかりと演奏しておりました。
毎回、先輩方と共演させて頂くたびに思うのはとても勉強になるというのは当たり前であって、その佇まいというか身のこなし方もとても勉強になります。
あと、もう1点ほどすごいなと思ったのは、演奏中は間をとても大事にしていることです。簡単に言うと、音を入れ過ぎない。
要は弾きすぎない。
でもこれってまさに「言うは易く行うは難し」なのです。
僕は不安になると、音を入れ過ぎてしまう傾向があります。要はどっしりと構えられていないのです。
先輩方を見ると、ここぞというときに素晴らしいフレーズなどを弾いて、グっとくるプレイをします。横で一緒に演奏しているときは「すごいっ!やられた!」という感じで、もう感動なんです。
弾きすぎない、そして待つということ、必ず間を大事にする。これに関しては尊敬する先輩方の本当にすごいところ。
いや、もちろん自分でもライブする前は意識しておりますが、いざ本番になるとそうも上手くいかないのです。
ということは、まだまだ意識が足りず、そして経験も足りず、、、
もっともっとどっしりと構えられるように、精進していきたいと思います。
素晴らしい先輩ミュージシャンとご一緒させていただく機会があるこの環境に感謝しつつも、常に先輩方の背中を見て学んでいきたいと思います!
Antelope Audio DISCRETE4を買ったという話
副代表の仲田です。
ブルガリアから新しい仲間(機材)が届いてしまいました。
Antelope AudioのオーディオインターフェイスDISCRETE4というやつです。
こちらのメーカーは元々マスタークロックのメーカーとして有名です。
数年前からインターフェイスなどもリリースをしています。
マイクプリアンプには、4基のコンソールグレードの6トランジスタディスクリートプリアンプ、ダイナミックレンジ121 dBを誇るAD変換とRock-Solid Clockingが搭載されています。Discrete 4には、Accusonic 3Dマイクとプリアンプモデル、ギターアンプ、トランスとチューブFX、ビンテージギアが収録。新しく導入されたAntelope Connect AFX PluginでDAWにアクセスできます。
インターフェイスなんてなんでも同じだと思っていた半年前。
同社orion使わせて貰ってビビった年明け。
たびたび僕のコラムに登場するmuLogic Studioの店長、ささみちゃん。
こちらのスタジオ、プロスタジオなのに価格崩壊レベルで安いです。
しかも腕の良い見た目は怖いけど、とても親身になって相談に乗ってくれるyuhさんと永遠の17才のデザイナー、天候Hさんなど濃い人と猫がいます。
けっこう気合いいれて買いましたよw
安い買い物ではありませんでしたけど、コストパフォーマンスは最強ですね。
あとね、純粋にカッコいいんです。見た目が(ここ大事)
プロクオリティの音で録音してみたい!
そんな人もレッスンお待ちしています!
フルート【”音が当たる”という感覚を味わうためには】
サックス&フルート講師の石神有規です。
フルートをしばらく練習していくと、昨日はすごくいい音が出せたけど今日は全然ダメだ。ということがよくあります。
“音が当たる”という感覚を味わうと、いつもその状態で吹きたいのですがなかなかうまくいきません。
まず、調子がいいと思ったときに頭部管と胴部管の接続部分に印をつけましょう
黒の油性ペンで印をつけてあります。
フルートは息の向きが少し変わるだけで、音程と音色が劇的に変わります。
楽器だけでも同じ状態にしておくことはとても重要です。
それでも練習していくと、音程が合わなくてなっていく場合があります。
明るく大きい音を好む人は、歌口をあまり塞がないで吹くようになるので音程が高くなります。少し頭部管を抜くか内側に向けなければいけません。
綺麗でよく響く音を好む人は、歌口を割と塞いで吹くので頭部管を入れるか外向きにする必要があります。
歌口を塞がないで吹くと大きい音がだしやすくなり、音程が高くなります。
塞いで吹くと上品な音がだしやすくなり、音程が低くなります。
歌口を外側に向けると音程は高くなり、内側に向けると低くなります。
頭部管を入れると音程は高くなり、抜くと低くなります。
自分の一番吹きやすい頭部管の抜き具合と向きを探します。
僕の場合は、頭部管を8mm程抜いて、歌口が真上を向くようにキーの直線上にしています。
チューニングのために頭部管の抜き差しはあまりしません。
気温が低いと管楽器は音程が低くなります。そして、息を入れるたびに管が温まって音程が上がります。
吹く前に楽器を体温で温めておき、顔の向きで歌口の塞ぎ具合を調節して音程をコントロールします。
寒いときは管の中に水滴がつき、指も動かなくなるので演奏どころではなくなります。
逆に気温が高いと管楽器は音程が高くなります。管に水滴がつくことがなくよく響くような気がします。
息を入れることで音程が変わることもないので、場合によっては頭部管を少し抜いてもいいかもしれません。
暑いときは、汗で楽器が滑って演奏どころではなくなります。
冷暖房完備の場所で演奏したいですね。
自分の吹きやすい頭部管の抜き具合と向きが決まったら、吹き方で音程や音色を変えられるようになっているはずです。
そこまでくれば、毎日安定した音が出せるでしょう。