Feb 2, 2017

1音1音を大切に出来る人は、目の前にいる誰かを幸せに出来る

ご無沙汰しています。
JAZZ’Nギター講師の櫻井です。

 

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ブログでは大分久々の登場です。

前回のブログの続きを書こうと思いますが、
前回のブログが約1年前ってことはさておきw

専門学校入学からでしたよね?
もう今から約10年くらい前か~。
入ったばっかりの頃は正直挫折の連続でしたね。
授業では基礎練習のイロハから始まりました。

正直高校生の頃は自分より上手いギタリストを見なかった。
それはギターをやっている奴も少なかったし
速弾きを駆使した楽曲を演奏しているバンドがいなかったから。
ってことは後から気づきました。

そんな自信過剰な気持ちで入った僕は基礎練習も
まともに出来ない自分に愕然としました。

理論的な事も全くやってこなかった為、
何も出来ない事に気づきました。

周りに自分より知識も技術も兼ね備えた友達もたくさんいましたしね。

正直プロになるという夢はいつも自分の近くにあったと思ってましたが
逆に遠くなった感覚がありました。
でも、それは悪い事ではなくて
プロになる為に何が必要か明確になったということです。

チョーキングのピッチが甘い
カッティングをしてるつもりがストロークになっている
ヴィブラートが甘い
リズムが悪い
数を上げればきりがないですが、
出来てると思っていた事が出来てない
そんなことばかりでした。

講師の方々からは技術面、理論面、仕事の裏側等
色々教えてもらいましたが
僕が1番大きかった事は
「1音1音の大切さ」でした。

正直何の支障もないほんのわずかなミスタッチを
何年も忘れずずーっと悔やんでる講師の方の姿が自分の中で1番の衝撃でした。

人前で演奏するという自覚の無さが
今の自分に足らない事っていうのをこの学生生活で学んだ気がします。

でも、その意識をしっかり出来るようになったことで
甘かったチョーキングのピッチ、ヴィブラート等が
格段に改善出来たと思っています。

正直技術や知識は練習や勉強で上達出来ると思いますが、
意識を変える事ってその道を極めている人から教わる事をしないと
無理だと思います。

自身のバンドでも同じ事。
いくらアマチュアバンドと言っても
チケットを買って自分たちのバンドを見に来てくれる。
ここだけとって見てみれば第一線で活躍しているプロの方々と
全く同じです。

ここの意識を持てるか持てないかでバンドの質や
その人自身のプレイヤーとしての質が問われると思います。

「1音1音を大切にする」

これは単に自分の演奏技術を向上させる為の言葉ではなく、

心地よい音を聞き手に届けると意識する事は
お客さんの事を考えて演奏している事に繋がります。

では心地よい音を届けるにはと意識すると
もちろん自分の演奏を見直さなければですが
バンドのように複数のメンバーでアンサンブルを奏でる場合は
自分以外のパート(自分がギターと仮定した場合ボーカル、ドラム、ベース、キーボード等)も
しっかり意識しなければいけなくなります。
楽器の特性はもちろんですが、
自分の横でどんな演奏をしているのかとか。
それをメンバー全員で。

これが出来てる出来てないを全てひっくるめて演奏力になるんだと思っています。

そこにパフォーマンスや演出、構成も取り入れなければいけませんからね。

もしステージに立つ人がこれを見ているなら少しは参考になると思います。

音楽に限らずですが、
何事も相手の立場に立って物事を考えられる人が
プロになれる人なのではないでしょうか。

 

 

 

 

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