1音1音を大切に出来る人は、目の前にいる誰かを幸せに出来る
ご無沙汰しています。
JAZZ’Nギター講師の櫻井です。
ブログでは大分久々の登場です。
前回のブログの続きを書こうと思いますが、
前回のブログが約1年前ってことはさておきw
専門学校入学からでしたよね?
もう今から約10年くらい前か~。
入ったばっかりの頃は正直挫折の連続でしたね。
授業では基礎練習のイロハから始まりました。
正直高校生の頃は自分より上手いギタリストを見なかった。
それはギターをやっている奴も少なかったし
速弾きを駆使した楽曲を演奏しているバンドがいなかったから。
ってことは後から気づきました。
そんな自信過剰な気持ちで入った僕は基礎練習も
まともに出来ない自分に愕然としました。
理論的な事も全くやってこなかった為、
何も出来ない事に気づきました。
周りに自分より知識も技術も兼ね備えた友達もたくさんいましたしね。
正直プロになるという夢はいつも自分の近くにあったと思ってましたが
逆に遠くなった感覚がありました。
でも、それは悪い事ではなくて
プロになる為に何が必要か明確になったということです。
チョーキングのピッチが甘い
カッティングをしてるつもりがストロークになっている
ヴィブラートが甘い
リズムが悪い
数を上げればきりがないですが、
出来てると思っていた事が出来てない
そんなことばかりでした。
講師の方々からは技術面、理論面、仕事の裏側等
色々教えてもらいましたが
僕が1番大きかった事は
「1音1音の大切さ」でした。
正直何の支障もないほんのわずかなミスタッチを
何年も忘れずずーっと悔やんでる講師の方の姿が自分の中で1番の衝撃でした。
人前で演奏するという自覚の無さが
今の自分に足らない事っていうのをこの学生生活で学んだ気がします。
でも、その意識をしっかり出来るようになったことで
甘かったチョーキングのピッチ、ヴィブラート等が
格段に改善出来たと思っています。
正直技術や知識は練習や勉強で上達出来ると思いますが、
意識を変える事ってその道を極めている人から教わる事をしないと
無理だと思います。
自身のバンドでも同じ事。
いくらアマチュアバンドと言っても
チケットを買って自分たちのバンドを見に来てくれる。
ここだけとって見てみれば第一線で活躍しているプロの方々と
全く同じです。
ここの意識を持てるか持てないかでバンドの質や
その人自身のプレイヤーとしての質が問われると思います。
「1音1音を大切にする」
これは単に自分の演奏技術を向上させる為の言葉ではなく、
心地よい音を聞き手に届けると意識する事は
お客さんの事を考えて演奏している事に繋がります。
では心地よい音を届けるにはと意識すると
もちろん自分の演奏を見直さなければですが
バンドのように複数のメンバーでアンサンブルを奏でる場合は
自分以外のパート(自分がギターと仮定した場合ボーカル、ドラム、ベース、キーボード等)も
しっかり意識しなければいけなくなります。
楽器の特性はもちろんですが、
自分の横でどんな演奏をしているのかとか。
それをメンバー全員で。
これが出来てる出来てないを全てひっくるめて演奏力になるんだと思っています。
そこにパフォーマンスや演出、構成も取り入れなければいけませんからね。
もしステージに立つ人がこれを見ているなら少しは参考になると思います。
音楽に限らずですが、
何事も相手の立場に立って物事を考えられる人が
プロになれる人なのではないでしょうか。
イケメン&美女と….
講師の仲田です。
ギターマガジンでひそかに楽しみにしていたThe GazettEの麗さんのコラムが終了しました。
寂しいです。
その影響からか
ド〇ールでコーヒー頼んで外出て、何か忘れてるなぁと思ったらコーヒーを貰ってくるのを忘れてしまったり、
先日は越谷まで行くために常磐線に乗り込みました。
待ち合わせよりかなり早めに着く予定でしたが、なんと気が付いたら「北千住」でした。
つまりは寝過ごしたんです。
よって20分遅刻でした…
とりあえず厄払いでも行こうかなと思うだけはします。
そんなこんなで先日は打ち合わせでございました。
まずは写真をごらんください。
なんなんですかこの美男美女は!
僕の醜態を晒すのが辛いですw
ミュージカルの役者さんである堀江慎也くんと仲本詩菜さんです。
先日公開を致しました動画の第二弾はこちらのおふた方と制作することになりました。
第一弾はこちら
RADWIMPSの「なんでもないや(君の名は。主題歌)」を演奏してみた
和気藹々とシュールさの混同した打ち合わせでしたが、スイッチ入ったときの集中力はさすがでございました。
前回の良い点はさらに伸ばし、失敗は良い方向に持っていけるように話し合いをしました。
ここから約1ヶ月間、彼らと作品制作をしていきます。
完成した暁にはこちらで報告致しますのでどうぞお楽しみに!!!
ギターを弾きやすくする方法
代表の大野木です!
レッスンをしていると生徒さんからいろいろな悩みを聞いたりします。
ギターが弾きにくい
これは良く聞きます。
では何が原因なのか?
生徒さんのギターを弾かせて頂くと、半分以上は下記になります。
ネックが順反りしていて、弦高が高い。
要はフレットと弦が離れているのです。
その分押さえにくいのは当たり前、もちろんセーハーコードになんかは左手の負担が半端ないです。
生徒さんのギターが弾きにくい場合は、レッスン中に5分ほどで直してあげます。
そう、慣れれば簡単に順反りを直して弾きやすくすることができるのです。
では、どうやって直すのか?
ギターを購入したときは、付属品で必ず六角レンチが入っているはずです。
購入したとき、こんなもの何に使うのか?
殆どの生徒さんがそんな感じです。
もちろん、昔は僕もそうでした。。。
その六角レンチで簡単に直せるのです。
こちらがとてもわかりやすい動画ですね。
ネックの順反りが直せたら、ほぼ弾きやすくなります。
それでもまだ弾きにくい場合は弦高の調整が必要ですね。
弦高調整のやり方はこちらがとてもわかりやすいです。
上記はエレキギターのみです。
アコギの場合は上の関連動画に載っていたりするので、そちらを見てみてください!
順反りは同じく六角レンチを使います、弦高の調整はエレキギターとはまた変わってきます。
生徒の皆さんは、是非レッスンの時にでもご相談ください!
パパッと直しますよ~
【バンドで飯って食ってけんの?最終章】
こんばんは、代表の大野木です。
今回でこのシリーズは最後です。
すぐ書こうと思ってたのに前回の記事から半年も経ってしまいました、、、
前回はバンドの絶頂期。
でもそう上手くいかないのがバンド。
バンドの危機とは
メンバーの脱退です。
しかもベースとキーボードと2人も。
ちなみにベースとキーボードは当時大学生、要は就職を選んだわけです。
今思うと、一流大学で勉強も大変なのに、よくバンド活動していたなと思います。
きっと彼らは周りの大学生よりも遊ばずに、音楽一直線で頑張っていた僕らと同じ目線で音楽をやっていたんだなと思います。
なので大学卒業しても就職せずに、一緒にバンドで食っていけるようにやっていくんだなと勝手に思ってました。
当時は「同じところを目指すはずじゃなかったのか」と裏切られた思いが実は強かったのです。
でもよく考えると、とても賢い選択だったのかなと思います。
その2人は大企業に就職して、結婚し、子供も生まれて幸せな家庭を築いてます。
脱退したからと言って、仲が悪いわけでもなく、数年に一度は会ったりして、酒を飲み交わして昔話で笑いあったりしてます。
そしてなぜか奥さん同士が仲良くなったりと(笑)
ちなみにベースとキーボードが脱退する前にはトランペットがメンバーからサポートへ。
なので正メンバーは7人から4人となってしまいました。
さて、メンバーの脱退で奈落の底に突き落とされたCAMELさん、でもめげません。
1stアルバムが予想以上に売れて、いろんなとこからライブのお誘いもありました。
そして、実はライブアルバムのリリース、2ndアルバムのリリース予定もあり、活動を止めるわけにはいきません。
ライブアルバム、2ndアルバムのレコーディングは脱退前に無事に録り終わっていました。
ちなみに2ndアルバムはN.Yに2週間滞在してのレコーディング。なんだか聞こえはとてもかっこいいですが、交通費を考えても日本でやるより金銭的に良かったのです。
N.Yもライブハウスでも2回ライブしました。
ここでのレコーディング、ライブは自分としてもとても勉強になりましたね。
話を戻します。
ということでメンバー探しをしました。
気持ち切り替えもなんだか早かったような気がします。
でもキーボードとベース、これが実はなかなか見つからないんです。
見つかっても相性、技量などなかなか妥協できずという感じでした。
当時はこのメンバーが決まらなくて、もっと活動したいのにできないというなんとももどかしい感じで、皆ピリピリしていました。
そんな中でもサポートだけどベースが見つかり、とりあえずキーボードなしでも出来る曲でやったりしてなんとか活動していました。
ちなみにこの時期にサポートしてくれたベーシストは僕の行っていた音楽専門学校の後輩にあたる人物で、今やベースマガジンにも載る超若手売れっ子ベースシストです。
ですが、やはりサポートだと活動に限界があります。
地方の遠征にも行きたいけど、サポートメンバーとスケジュールが合わず、、、
トランペットはサポートが2、3人いたのでそこはなんとか都合つけたという感じです。
ベースはサポート、キーボードなしで1年ぐらいが経ち、やっとメンバーが見つかりました。
メンバーが見つかってからはライブライブの嵐でしたね。
ツアーにも行ったりとなんだか吹っ切れたような感じでした。
ですが、、、、
また2年ぐらいしてキーボードが脱退。
ここでバンド解散を決意。
200611.23に高田馬場CLUB PHASEで解散ライブをしました。
ちなみにこの解散ライブではなんと350人もお客さんが入ったそうです。
毎回のライブでお客さん呼ぶのに必死だったのに、最後ってなるとこんなに来てくれるのかと思いました。
あ、でもクアトロツアー(心斎橋クアトロ、名古屋クアトロ、渋谷クアトロ)やったときは渋谷クアトロに400人入ったと聞きました。
スリーマンライブだったので、もちろん全てがCAMELのお客さんではないですが、今考えるとあんな大きいところでよくやっていたなと思います。
でもこんなお客さんがこんな来てくれるのに、なんで解散するんだろうっていう矛盾もあったりしましたね。
こうやって振り返ると、やはりメンバーチェンジがとてもネックだったこと。
なのでずっと同じメンバーでバンドを続けるってのは奇跡なんですよね。
トップアーティストで活躍している、ミスチル、バンプ、サザンなどのバンドもオリジナルメンバーでずっと続いているってすごいことなんですよね。
お互い人間なので、ずっと一緒にいると嫌なこと、ダメなとこをどうしても見てしまう。
もちろん、CAMELのメンバー同士、皆譲れないとこがあって曲が進まなかったり、罵りあってケンカもありました。
それでも人間関係が壊れることはなかったです。
きっと真剣に真面目に音楽に取り組んで、皆、同じ方向を目指して、そして信じていたからだと思います。
ちなみに2ndアルバムの売り上げは1stアルバムには届かず、いわゆる不発という形になりました、
それでも3000枚は売れたそうです。
売れなかった原因としては、おそらくスカから離れすぎたのかも。
スカバンドなので、もちろん裏打ちを基本には考えていたのですが、その当時メンバーは、いろいろな音楽性を取り込みたくて、ストレートなスカから少し変化球のかかったスカになりすぎてしまったんだと思います。
今思うと、もっとキラーチューンで攻めて踊りやすいアルバムにすれば、もっと売れたのかなとは思いますが、やはりその当時の心境としては、いろいろなジャンルを取り込みたかった。
1stよりは売れなかったけど、内容、質などにはメンバーが納得しているというのがあります。
ただ、やはりリスナー目線というのはとても大事です。
メンバーが納得した音楽とリスナー目線が必ずしも一致するわけではないので、そのバランスがとても難しいです。
その辺りは客観的に見てくれるプロデューサーというのが必要になってくるのかなと思います。
さて【バンドで飯って食ってけんの?】というこの記事のタイトルですが、
やり方次第でなんとでもなります。
むしろ、今の時代の方がネットなどを使って幅広く、そして世界にも伝えることができます。
要はうまくマネジメントできるかどうか。
残念ながら、CAMELはマネジメントが上手ではなかった。
別に誰が悪いというわけではなく、メンバー全員がバンドマンしすぎたのかも。
当時仲が良かったバンドはCD手売り、グッズなどツアーで100万は稼げたと言ってました。
1stアルバムの時の印税にはビックリしましたが、やはりコンスタントにリリースして、ライブでCD手売り、グッズ販売などで収入は得られます。
ただCAMELはメンバー7人なので取り分はどうしても少なくなってしまう。
メンバー3、4人なら生活を最小限にしていけば、バンドで飯は食っていけるのです。
少しでもいい生活をしたい、娯楽をもっと楽しみたいという方は、普通に働いたほうがいいかもしれません。
知り合いのバンドマンは事務所に所属して月給15〜20万ほどもらっていたと言っていました。
ただ、所属するということはそれなりに自由も奪われてしまいますが、その半面、金銭的な面、CDのプロモーションなどもしっかりとやってくれます。
その知り合いのバンドマンはもう解散してしまいましたが、日本を代表するモンスターバンドです。
CAMELは事務所などに所属はしておらず、レーベルとの単発契約でした。なのでそういう月給制もあるという内情が聞けてとても勉強になりました。
でももっと大事なことは、同じ方向を目指すメンバーとずっといい音楽をやり続けれるか。
きっとお金は後から付いてくるでしょう。
これからバンド組む方、現在バンドを組んでいる方に少しでも参考になることがあれば幸いに思います。
↓ライブアルバムと2ndアルバムです。
いやー懐かしいなー
まだネット通販でも買えますよ(笑)
一応宣伝しておこうと思います。
2ndアルバム「One drop addiction」/CAMEL
アマゾンでめっちゃ安く売られててショック。。。
1stアルバム「GANG OF THE SKA」/CAMEL
こちらは定価で売られてますね
なんだかこうやって書いているとバンドやりたくなりますね。
って言っておいて組んだら組んだで大変になったりするんですが(笑)