【最初に知っておくべきフルートの違い】その②
サックス&フルート講師の石神有規です。
前回のその①では「洋銀製」、「銀製」の違いを説明しました。
今回は「カバードキー」、「リングキー」について書いていきたいと思います。
【カバードキーvsリングキー】
↓カバードキー
指で押さえるキーの部分に穴が開いていないのが、カバードキーです。
手が小さい方や、指の細い方は否応なくこれを使うしかないようです。
入門用の洋銀製フルートはほとんどがカバードキーです。
そして、キーが直線に並んでいないオフセットと言われる配列になっています。
↓リングキー
キーに穴が開いているのが、リングキーです。
キーが直線に並んでいるインラインが多いですが、オフセットもあります。
高音域や特殊な音を出すときに便利なので、プロの演奏家はリングキーを使っている方が多いです。
次回は「C足部管」、「H足部管」について書いていこうと思います。
【最初に知っておくべきフルートの違い】その①
はじめまして、サックス&フルート講師の石神有規です。
フルートという楽器は、
ピアノ、ギター、バイオリン、フルート…
たぶん4番目くらいによく知られた楽器だと思います。
いざフルートを始めようと楽器屋に行く。または、ネットで検索すると一万円台から何百万円もするものまであります。しかも見た目は同じ!?金色のは高い!
どんな楽器でも同じですが、経験者に選んでもらうのが一番だと思います。
ここではまず最初に知っておくべき“フルートの違い”を述べたいと思います。
【洋銀製vs銀製】
【洋銀製】
入門用の安価なフルートは洋銀製が多いです。銀メッキをかけられていることが多く、見た目は銀製と同じです。吹いた時の抵抗感が軽く、ちょっとかたい音がします。音量が出しにくい傾向があります。
いい意味で軽い演奏がしやすく、マイクのりもいいようです。
持ち替え楽器やマイクを使う演奏者には、十分な楽器かもしれません。
【銀製】
中級、上級者向けの楽器は銀製、金製、プラチナ製、木製などがあります。
全部銀で出来た総銀製の楽器は、はじめの一本にもお勧めできます。
ただ、中古で安くても30万円で、できれば50~60万円の予算がほしいです。
総銀製の楽器は、どのメーカーも素晴らしく、音色や操作性など、はっきりした個性を持っている楽器が多いです。
この違いをしっかりと判断したうえで、自分に合う楽器を見つけていきたいですね。
次回は「リングキー」、「カバードキー」について書いていきます。
【トロンボーンという楽器】その②
皆さま、こんにちは♪
トロンボーン、pBone(プラスチックトロンボーン)講師の山縣真梨子(やまがたまりこ)です。
前回の【その①】はトロンボーンの活躍の場なども書きました。
今回は音の出し方について説明していきます。
————————————————————————————-
音の出し方としては、
マウスピースと呼ばれる吹き口のなかで、唇を震わせ息を流すことで、音を鳴らすことができます。
音程は、その唇の形やスライドの長さで、決まるのです。
同じスライドの長さで(ポジション)、違う音が出るので、
とてもメロウな「トローン」とした音色から、
ブラスの重厚な「ボーン」という音色までを出すことができます。
だから、「トロン ボーン」(笑)(Jokeです。)
そして、なによりも、トロンボーンは、「コミュニケーション楽器」と感じます。周りの人との協調性を持ってハーモニーを奏でるのが得意ですし、主役にもなり得ますが、縁の下の力持ち的な渋くカッコイイ立ち位置にあるように思います。
お子様の情操教育や、老後の宴会芸の楽しみにも、興味深い楽器かと思います(^.^)
Jazz’nに、しばらくpBoneをお試し用に置いていますから、どうぞ皆様触ってみてください(^.^)
【トロンボーンという楽器】その①
皆さま、こんにちは♪
トロンボーン、pBone(プラスチックトロンボーン)講師の山縣真梨子(やまがたまりこ)です。
トロンボーンという楽器は、見たこと、聴いたこと、触れたことはございますか?
なにより、スライドの動きが特徴的で、ほかに類を見ない楽器です。
日本で、トロンボーンを知らない方に説明するときは、「がちょ〜ん」の谷啓さんのことをお話しますと、皆さまわかってくれます。
三、四人並んで、アンサンブル(合わせて演奏)すると、スライドの動きがカッコよくて、見た目からしても楽器なのです。何を隠そう、私は、まさにその見た目に魅了されて、「トロンボーンがやりたい!」と思った1人です。
また、音域も他の管楽器と比べ広く、人の声に近い音色で、アンサンブルに適した楽器ともいえます。また、昔は教会で使われていましたから、「神聖な楽器」とも言われています。
そして、クラシックのオーケストラ(大抵、向かって右奥にいる!)でも、ジャズのビッグバンドオーケストラ(中段にいる!)や小編成バンドでも、スカやロックバンドでも使用されています。
そうなんです、意外にもトロンボーンの活躍の場はたくさんあるのです!
次回は音の出し方にについて書こうと思います♪